彼とのなれそめ
2003年5月22日 こんな恋で何が悪い!あの人はわたしの先輩だった。
ギターが上手いだけで、あとはふつう。
人が沢山いたら、埋もれてしまう人。
主張できる場所が、ギターのみの人だった。
だから私も彼のことなどどうでも良かった。
ただ、ギターが上手い先輩。
格好わるいし、服のセンスは変だし。
話だって面白い訳ではなく。
大勢でいる時は人の顔色気にしながらぺこぺこしているような人だった。
いつでもにこにこしていた。
おまけに去年ストーカーしたと聞いていた。
あと、バイク乗りの男の先輩から
「家に遊びに言って、押し入れ空けたらエロ本とエロビがが〜〜〜って落ちて来ておれは本当にあんなに沢山持ってるやつ初めてみた!」
なんて変な予備知識まで埋め込まれていた。
本当にどうでもいい奴から、いい人かもと思った事件があった。
…ストーカーされていたのだ。
同じ部の先輩に!!!強烈に。
一人暮らしをはじめて2ヶ月ちょっとでそんな目にあって。
ほとほと困り果てていた私を助けてくれたのが彼だった。
今度お礼しますよ
といったら、私の作った御飯が食べたいと言った。
御飯を作る事は好きだった。
掃除も洗濯も初めての事でとても楽しかった。
私の入っていたサークルは男がとても多くて入った当時は50人くらいいた。
でも女の子は3人だけで。
男友達(だと私は思っていた)が沢山できた。
彼等も一人暮らしの子が多かったので、よく御飯を食べにきたり、私を家まで送ってくれたりした。明け方まで二人で飲み明かして、素敵な先輩のお話と音楽の話に盛り上がった。
ちょっとギターをひいて、私が歌ったり。
ここはどうしたいとか、あそこはどうな風にしたいとか。これからどんな曲やろうかとか。
本当に友達として!!仲間として!
男とか女とか全然関係なかった。
子供みたいに、目をキラキラ輝かせて音楽の話ばっかりしてた。
この先の自分の事。どんな風になりたいか。
私も彼等も夢でいっぱいだった。
お礼の約束をしてしまったので、本当に彼に御飯を食べさせてあげて、その日はたしか日付けが変わるか変わらないところで帰ってくれた。
そして、その日からしょっちゅう彼はうちに遊びにきた。
突然現れるので、同級生達とわいわいしている時に現れて、ちょっと困ったりもした。
バイク乗りの先輩に
「あいつと付き合ってあげてよ」
と言われた。
「…え〜」
っと言った。全然好みじゃない。
私はバイク乗りの先輩の事がちょっとだけ好きだった。だからむっとした。
その日の夜また彼が遊びにきた。
…早く帰ってよね
なんて思っていたのだが、先輩と言う立場上言えない。
目が疲れたなんて訳の分らない事言って、ソフトコンタクトを煮沸しだした。
終われば帰るだろうなんて思っていたら(いや、眼鏡で帰れよとも思ったけど言えない)
そのつぎの日は病院に行かなければいけなかったので私は
「もう寝ます。帰らないんですか」と言った。
「いや、コンタクトが…」
うっかり男はうちに泊まっていった。
「なんか変な事とかしたら、ぶちのめします!訴えます」
私はそんな事を言った憶えがある。
その夜は何ごともなく、私は一人でふとんですやすやと眠った。
またちょっとして彼がきた。
あ〜困ったなあ。
そして今日も…なかなか帰らない。
話をしても面白くないので、
私はレオンのビデオをみた。
すごく大好きな映画なので、ビデオを持っていた。そして相変わらずなき虫な私はうっかりまたまた泣いてしまった。
何度見ても泣けるのだ〜〜〜〜〜〜!!!!!
そしたら、何を勘違いしたのか彼に肩を抱かれた
(うあ、なんてうかつ!私うっかり!?)
「俺と付き合ってくれない?」
…声震えてますぜ。かっこ悪い
とか思う。やばい笑えちゃいそう。
…私って悪い子?
「…う〜ん」
渋った。だって好きじゃないし
全然好みじゃないし。…嫌だ。
あの時無理です!!
って正直に言えば良かった
でも私の頭の中では様々な計算が行なわれていた。
彼は部の先輩達と仲が良かった。非常に!!
音楽センスが抜群によく、素敵すぎる二つ上の先輩。私は彼等の音楽に惚れてそのサークルに入ったものだから、ここを辞める事だけは絶対に避けたかった。
あんなに衝撃的な音楽を聞いたのは初めてと言うくらいにその人達の音楽は良かった。
(世に出ないまま解散してしまった事が今となっては悔やまれる)
友達もいっぱいできたし、一つ年上の先輩達は皆いい人たちで大好きだった。
今これを断わって変なうわさでも流されたら、いづらくならない??
まずいんじゃないの??
彼は頼みに頼み込んで来た
「付き合ってくれ」と。
しつこく何度も何度も何度も。何度も!!!
しばらく沈黙が続いた。
明け方私の頭はオーバーヒートしたらしい。
「…いいですよ」(しょうがないよ…ね。この状況最低)
彼はすごく喜んでた。
私はしゅんとしていた。
とてもとてもしゅんとしていた。
計算なんてするもんじゃないな
私は頭が悪いから、計算なんてしてはいけなかった。人生最大の計算ミスである。
私はその後も男友達と遊んでたし、彼はこりずに毎日遊びにきた。
毎日来て泊まっていったけれども、相変わらず
「手を出したら、許さないです!」
そんな事を言って、普通に私はすやすや眠っていた。本当にありえない事に。
「私はやりたい事があるから、今の生活をかえないですよ?」
私は言った。彼は
「いいよ」
と笑っていった。
私の運命が変わっちゃったようなあの瞬間までは私はまだ、幸せだった。
毎日普通の女の子だった。
明るくて、どうしようもなく我が侭だけど。
人と話が出来て、一緒に笑ったり。
普通にできる事が普通にできる女の子だった。
夢だってあった。
私が悪いのだけれども。
私が悪いのだけれども
…私がわるうございました。
ギターが上手いだけで、あとはふつう。
人が沢山いたら、埋もれてしまう人。
主張できる場所が、ギターのみの人だった。
だから私も彼のことなどどうでも良かった。
ただ、ギターが上手い先輩。
格好わるいし、服のセンスは変だし。
話だって面白い訳ではなく。
大勢でいる時は人の顔色気にしながらぺこぺこしているような人だった。
いつでもにこにこしていた。
おまけに去年ストーカーしたと聞いていた。
あと、バイク乗りの男の先輩から
「家に遊びに言って、押し入れ空けたらエロ本とエロビがが〜〜〜って落ちて来ておれは本当にあんなに沢山持ってるやつ初めてみた!」
なんて変な予備知識まで埋め込まれていた。
本当にどうでもいい奴から、いい人かもと思った事件があった。
…ストーカーされていたのだ。
同じ部の先輩に!!!強烈に。
一人暮らしをはじめて2ヶ月ちょっとでそんな目にあって。
ほとほと困り果てていた私を助けてくれたのが彼だった。
今度お礼しますよ
といったら、私の作った御飯が食べたいと言った。
御飯を作る事は好きだった。
掃除も洗濯も初めての事でとても楽しかった。
私の入っていたサークルは男がとても多くて入った当時は50人くらいいた。
でも女の子は3人だけで。
男友達(だと私は思っていた)が沢山できた。
彼等も一人暮らしの子が多かったので、よく御飯を食べにきたり、私を家まで送ってくれたりした。明け方まで二人で飲み明かして、素敵な先輩のお話と音楽の話に盛り上がった。
ちょっとギターをひいて、私が歌ったり。
ここはどうしたいとか、あそこはどうな風にしたいとか。これからどんな曲やろうかとか。
本当に友達として!!仲間として!
男とか女とか全然関係なかった。
子供みたいに、目をキラキラ輝かせて音楽の話ばっかりしてた。
この先の自分の事。どんな風になりたいか。
私も彼等も夢でいっぱいだった。
お礼の約束をしてしまったので、本当に彼に御飯を食べさせてあげて、その日はたしか日付けが変わるか変わらないところで帰ってくれた。
そして、その日からしょっちゅう彼はうちに遊びにきた。
突然現れるので、同級生達とわいわいしている時に現れて、ちょっと困ったりもした。
バイク乗りの先輩に
「あいつと付き合ってあげてよ」
と言われた。
「…え〜」
っと言った。全然好みじゃない。
私はバイク乗りの先輩の事がちょっとだけ好きだった。だからむっとした。
その日の夜また彼が遊びにきた。
…早く帰ってよね
なんて思っていたのだが、先輩と言う立場上言えない。
目が疲れたなんて訳の分らない事言って、ソフトコンタクトを煮沸しだした。
終われば帰るだろうなんて思っていたら(いや、眼鏡で帰れよとも思ったけど言えない)
そのつぎの日は病院に行かなければいけなかったので私は
「もう寝ます。帰らないんですか」と言った。
「いや、コンタクトが…」
うっかり男はうちに泊まっていった。
「なんか変な事とかしたら、ぶちのめします!訴えます」
私はそんな事を言った憶えがある。
その夜は何ごともなく、私は一人でふとんですやすやと眠った。
またちょっとして彼がきた。
あ〜困ったなあ。
そして今日も…なかなか帰らない。
話をしても面白くないので、
私はレオンのビデオをみた。
すごく大好きな映画なので、ビデオを持っていた。そして相変わらずなき虫な私はうっかりまたまた泣いてしまった。
何度見ても泣けるのだ〜〜〜〜〜〜!!!!!
そしたら、何を勘違いしたのか彼に肩を抱かれた
(うあ、なんてうかつ!私うっかり!?)
「俺と付き合ってくれない?」
…声震えてますぜ。かっこ悪い
とか思う。やばい笑えちゃいそう。
…私って悪い子?
「…う〜ん」
渋った。だって好きじゃないし
全然好みじゃないし。…嫌だ。
あの時無理です!!
って正直に言えば良かった
でも私の頭の中では様々な計算が行なわれていた。
彼は部の先輩達と仲が良かった。非常に!!
音楽センスが抜群によく、素敵すぎる二つ上の先輩。私は彼等の音楽に惚れてそのサークルに入ったものだから、ここを辞める事だけは絶対に避けたかった。
あんなに衝撃的な音楽を聞いたのは初めてと言うくらいにその人達の音楽は良かった。
(世に出ないまま解散してしまった事が今となっては悔やまれる)
友達もいっぱいできたし、一つ年上の先輩達は皆いい人たちで大好きだった。
今これを断わって変なうわさでも流されたら、いづらくならない??
まずいんじゃないの??
彼は頼みに頼み込んで来た
「付き合ってくれ」と。
しつこく何度も何度も何度も。何度も!!!
しばらく沈黙が続いた。
明け方私の頭はオーバーヒートしたらしい。
「…いいですよ」(しょうがないよ…ね。この状況最低)
彼はすごく喜んでた。
私はしゅんとしていた。
とてもとてもしゅんとしていた。
計算なんてするもんじゃないな
私は頭が悪いから、計算なんてしてはいけなかった。人生最大の計算ミスである。
私はその後も男友達と遊んでたし、彼はこりずに毎日遊びにきた。
毎日来て泊まっていったけれども、相変わらず
「手を出したら、許さないです!」
そんな事を言って、普通に私はすやすや眠っていた。本当にありえない事に。
「私はやりたい事があるから、今の生活をかえないですよ?」
私は言った。彼は
「いいよ」
と笑っていった。
私の運命が変わっちゃったようなあの瞬間までは私はまだ、幸せだった。
毎日普通の女の子だった。
明るくて、どうしようもなく我が侭だけど。
人と話が出来て、一緒に笑ったり。
普通にできる事が普通にできる女の子だった。
夢だってあった。
私が悪いのだけれども。
私が悪いのだけれども
…私がわるうございました。
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